「犬の動物学」 ご褒美をあげよう!
トイレでおしっこ・うんちをしたら、その直後にご褒美をあげ、うーんと楽しい気分にして
あげてください。
犬に「よくできたね!」の気持ちを確実に伝えるためのご褒美のあげ方には、2つの
ポイントがあります。
まずは「タイミング」
ご褒美は、トイレで排泄をした直後にあげましょう。犬は、ご褒美をもらった直前の行動を
学習します。
「トイレで排泄」を学習して欲しかったら、トイレで排泄したすぐ後にご褒美をあげる必要が
あります。
○ご褒美の選び方
“ご褒美” の本当の意味は、「犬に喜んでもらうこと」です。
食べる物に限らず、犬が喜ぶことやものなら、何でもご褒美になります。ご褒美は、犬が
喜んでくれて初めてご褒美になる!ということをどうぞ忘れないでください。
人間がご褒美として与えていると思っていても、犬が大して喜んでいない。ただ与えられ
ているものを食べているだけになっているとしたら、それはご褒美としては全く機能して
いないことになります。
ぜひ、あなたの犬がしっぽをフリフリ大喜びするような、大好きなものを見つけてみてください!
○食べ物
大抵の犬は、食べるもの好きです。
食事としてあげているもので十分喜ぶのなら、一部を取り分けておきご褒美にしてもいいで
しょう。もちろんビーフジャーキー等の犬用のおやつを準備してもかまいません。
与える量は、ドックフードなら一粒。 おやつなら、小指の先ほどの大きさに切っておき、
ひとかけらで十分です。
○おもちゃ
犬は遊ぶことが大好きですね。ボールやぬいぐるみなど、好きなおもちゃで暫く遊んであげる
ことを“ご褒美”にすることができます。
1分ほど遊んだら、他の好きなものと交換して返してもらいましょう。犬が飽きてしまう前に返し
てもらうことで、次への意欲につながります。
また、トイレトレーニングのご褒美として使うおもちゃは、いつも出しっぱなしにしておくのでは
なく、排泄の後でだけ遊べる特別大好きなおもちゃとして、普段は見えないところにしまって
おきましょう。
○ガム
犬用ガムや、豚の耳、牛のひずめ、馬のアキレス腱など、噛むおもちゃをご褒美にすることも
できます。
1分ほど噛ませてあげたら、他の好きなものと交換して返してもらいましょう。これも、犬が飽き
てしまう前にとりあげてしまうことで、次への意欲につながります。
また、トイレトレーニングのご褒美として使うガムは、いつも出しっぱなしにしておくのではなく、
排泄の後でだけ与えられる特別大好きなものとして、普段は見えないところにしまっておきま
しょう。
○イベント
サークルの扉を締め切って、排泄するまで待ってあげている場合には、排泄が済むと同時に
大げさに「いい子だね」と声をかけ、扉を開放し、サークルの外へ誘ってあげることもご褒美に
なります。
サークルから出ること、散歩に出発すること、ごはんを食べること・・
犬が喜ぶ瞬間や出来事は、ご褒美になります。
このようなイベントの前にトイレトレーニングを設定してもいいでしょう。
○どのご褒美を使う?
これらはみな、ご褒美になります。
でももし「どれを使えばいいのかしら・・」と迷ったなら「食べる物」のご褒美を使うことをお勧め
します。
ほとんどの犬が、食物は大好きです。
一方で、「おもちゃ」や「ガム」のようなものは、「遊びたい気分のとき」「噛みたい気分のとき」に
与えてあげてはじめてご褒美として生きてくるもので、いつでも同じように犬が喜んでくれるとは
限りません。
トイレの傍らに1回分ずつの食べる物のご褒美を準備しておき、排泄し終わったと同時に口に
入れてあげる・・・
これが、確実に効果のあがるご褒美のあげ方です。
○おもちゃやガムを返してもらおう!
おもちゃやガムなどをご褒美にした場合には、以下のようにして返してもらうといいでしょう。
無理やり取り上げると、取られまいとして逃げ回ったり、噛み付いたり、唸ったり、思わぬことを
学習してしまうかもしれません。
1. 好きな食べ物を用意します。
2. 正面からではなく、斜め前から低い体勢で静かに犬に近づきます。
3. 好きな食べ物を差し出します。
4. おもちゃやガムから離れるように、食べるものを犬の鼻先につけながら、自分の方に引き寄せます。
5. 食べるものをあげ、その間にそっとおもちゃやガムを返して!

